【開催報告】|肉屋をかっこいい職業に。久留米のアトツギが語る挑戦のリアル

2026.9.17

レポート

2026年9月16日(水)、魚久精肉総本店にて、「KURUME MEETUP #3 久留米のアトツギが語る挑戦のリアル」を開催しました。ゲストは、魚久精肉総本店4代目の中村拓也さんです。

今回は、中村さんが日々事業に取り組む店舗を会場に、家業に入る際の葛藤、新商品開発の進め方、そして肉屋という職業の未来への想いを伺いました。事業の現場でお話を聞き、講演後にはお肉のオードブルを囲んで交流しました。

商品画像を映したモニターの横で、椅子に座って話す登壇者。手前には参加者の後ろ姿が写っています。

家業に入る葛藤も含めて語られた、挑戦の出発点

中村さんには、家業である肉屋に入るにあたって葛藤があったといいます。4代目として新たな取り組みを進める現在の姿だけでなく、その背景にある家業との向き合い方をお話しいただきました。

家業を受け継ぐことは、自分がどのような仕事をしていくのかを考えることでもあります。葛藤も含めて伺えたことで、商品や事業の成果だけでは見えてこない、中村さん自身の想いに触れる時間となりました。

新商品開発は、インタビューとコンセプト設計から

新商品開発については、「UOQDOG IROIRO」の誕生の背景や現在の取り組みをご紹介いただきました。 その中で特に重視されていたのが、まずインタビューを行い、そのうえでコンセプトを設計するという順序です。

中村さんは、商品を形にする前の、この初期段階が最も重要だとお話しくださいました。コンセプト設計とは、誰に、どのような価値を届けるのかを明確にすることでもあります。まず相手の声を聞き、そこから商品の軸を定めていくことの大切さが伝わるお話でした。

新商品という目に見える成果だけでなく、その手前のプロセスに目を向けることが、今回の大きな学びの一つです。自分のアイデアをすぐに形にしようとする前に、届けたい相手の声を聞き、コンセプトを考えるという視点は、起業や新規事業に取り組む際にも大切にしたいものです。

肉屋をかっこいい職業に。次の世代を見据える想い

お話の中で、もう一つ印象に残ったのが、肉屋をかっこいい職業にし、肉屋になりたい人を増やしたいという想いです。中村さんは、ご自身が家業に入る際に葛藤した経験と重ねながら、肉屋という仕事の魅力を高めていきたいと語られました。

目を向けているのは、自分の店や商品のことだけではありません。次の世代が肉屋という職業に憧れ、将来の選択肢として考える未来です。自身の経験を、これからその仕事を選ぶ人たちの未来につなげようとする姿勢が印象的でした。

新しい商品を生み出す挑戦の先に、その仕事に憧れる人を増やしたいという想いがあります。中村さんのお話は、自分の事業を通じてどのような未来をつくりたいのかを考えるきっかけにもなりました。

オードブルを囲み、対話が続いた交流の時間

講演後は、中村さんにご用意いただいた1人用のお肉のオードブルを囲み、交流の時間を設けました。店舗でお話を聞くだけでなく、お店の味に触れながら、登壇者と近い距離で交流できる機会となりました。

久留米で挑戦する人から学び、つながる機会を

KURUME MEETUPは、久留米市の若年層向け創業支援事業「START-K」の一環として、地域の実践者から学び、人とつながる機会を届けています。 今回も、家業の承継にとどまらず、商品や事業をつくる出発点、そして事業を通じて実現したい未来を考える時間となりました。

ご登壇に加え、会場とオードブルをご用意くださった中村さん、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。今後のイベント情報は、START-Kのお知らせ欄でご案内します。

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