【開催報告】久留米大学にて、アントレ講義を実施しました!

2026.7.28

レポート

2026年7月23日、久留米大学にて、アントレプレナーシッププログラムの一環として特別講義を実施しました。本プログラムは、久留米市が主催する若年層向け創業人材育成プログラム「STARTUP-K」として行われたものです。

今回は「受け継ぎ、変えていく」をテーマに、後継者不在で休業中だった老舗を第三者として継承した林田氏祖父の代からの家業に入社し新たな挑戦を続ける黒木氏という、2名の若手女性経営者・アトツギをゲストにお招きしました。

  • 林田 茉優 氏 株式会社吉開のかまぼこ 代表取締役社長

  • 黒木 千佳 氏 株式会社クロキ 商品企画部・広報部・ドレッシング事業部主任(3代目アトツギ)

講義の前半では、お二人が現在の道に至るまでの、対照的でありながらもパワフルなストーリーが語られました。

大学在学時代、「ベンチャー起業論」の受講をきっかけに生まれた後継者不在問題への関心から、当時、後継者不在により休業中だった老舗かまぼこ屋の復活に奔走し、「ミイラ取りがミイラになった(本人談)」という言葉の通り自らが4代目となった林田氏。一方、幼少期からの環境問題への興味を原点に、自身のうつ病経験なども乗り越え、「ワクワクを通じて地球を思いやる」というミッションを掲げて、食肉卸業を営む家業に入社し、ドレッシングやスキンケア事業という新たな取り組みを始めた黒木氏。

お二人の経験談や自分や人生との向き合い方・考え方を聞いた学生からは、お二人の行動力や人を巻き込む姿に驚きと感嘆の声が上がりつつも、自分でも何か出来ることはないか考えた時間になったと講義後のアンケートではコメントを複数頂きました。

後半のクロストークでは、「自分らしさの見つけ方」が大きなテーマとなりました。 「自分探しではなく、様々な大人に会うことで理想の働き方を見つける“お手本探し”が大事」と語る林田氏。それに対し、「過去の経験を一つひとつ深掘りし、なぜそう感じたのかを“自分と向き合う”ことで、自分の個性がわかる」と語る黒木氏。

アプローチは違えど、お二人に共通していたのは、「学生という特権を活かし、まず一歩踏み出してみること」の重要性でした。もちろん、社会人だからといって出来ないことは何もないですが、社会人では営業目的と見なされて会えないような人でも、「学生」というだけで多くの大人は快く時間を作ってくれます。それはまさに「最強のパスポート」であり、所属や肩書のない「何者でもない」からこそ、純粋な興味や情熱だけで人と繋がることができる、とても素晴らしい期間だと話してくれました。


また、「自分を一番愛せる環境を作ってほしい」「ロールモデルを一人に絞ると、その人の模倣になってしまう。複数人のお手本から要素を組み合わせることで自分らしさが作られる」という黒木氏の言葉や、「食わず嫌いせず、まず一口味わってみてから判断すればいい。自分で選ぶことが次の一歩に繋がる」という林田氏の言葉など、力強いメッセージがさまざま送られました。


本講義が、就職活動や将来のキャリアに漠然とした不安を抱える学生の皆さんにとって、常識を壊し、新たな視点を得るきっかけとなる90分となっていれば幸いです。

ご参加いただいた学生の皆様、そして貴重なお話をいただいた林田様、黒木様、最後に大変貴重な講義の時間をくださった久留米大学 中村様、誠にありがとうございました。

「STARTUP-K」では、今後も学生の皆さんの挑戦を応援する様々なプログラムを実施してまいります。